トヨタ86は動力不足なのか?ターボ無しのNAエンジンのみは不満?
2016/11/05
トヨタ86という車はスポーツカーですがいわゆるターボ無しのNAエンジンです。
※NAエンジンとは?
Natural Aspiration、Normal Aspiration(アスピレーション)、自然吸気の一般的なエンジン。無過給の普通車に使われているいわゆるガソリン車のエンジン。
NAエンジンの2.0Lと凡庸なスペックで動力不足を心配する方がたまにいますね。スポーツカーなのに2.0Lのノーマルエンジン車だよなという感じですね。
トヨタ86は動力不足なのか!?
動力不足かどうかは乗る人によって違いがあると思います。
サーキットで走る場合は確かに高額なスポーツカーに対抗するには動力不足だなと思えます。何せモンスター級のエンジンを積んでいるスーパーカーが多いですから、86じゃなあ…と思うかもしれません。
ただ86を購入される方はほとんど公道を走るわけですから、2.0LNAでも十分な動力でしょう。
86は軽い、馬力がある
toyota 86 MT
車両重量:1,210~1,240kg
エンジン排気量:1.998cc
最大出力:152(207)/7,000kW(PS)/r.p.m.
最大トルク:212(21.6)/6,400 ~6,800N・m(kgf・m)/r.p.m.
車両重量が1.2トンに上記のエンジンを搭載しています。
トヨタハリアー
車両重量:1,560~1,610kg
エンジン排気量:1.986cc
最大出力:111(151)/6,100kW(PS)/r.p.m.
最大トルク:193(19.7)/3,800N・m(kgf・m)/r.p.m.
エンジン自体は違うもののトヨタの高級SUVであるハリアーのガソリン車も2.0L車です。車重が300kgも重いのに86の方が馬力があるエンジンを搭載しています。最大出力が大きい方が単純に言って馬力が大きいとなります。
207PS(86)、151PS(ハリアー)ですから86に軍配が上がります。ハリアーのガソリン車ってSUVにしては動力不足だよね、と言われる所以はココらへんにもあるのかもしれません。
これ以上良いエンジンを積むのは難しい
最近はやはり軽自動車のエンジン性能も抑えられていて、86のような軽いスポーツカーもこれ以上のエンジンは積むのが難しいです。軽自動車には危険という理由から自主規制が明確にあります。
1200kgの自動車に余りにも大きなエンジンを積んでしまうのは一般的なドライバーにとっても好ましいことではないでしょう。レーサーなら違うでしょうが、公道を走るドライバーですからね。
そういったことで86のエンジンは今のエンジンで丁度良い仕様なのでは?と思います。